2017年10月に新しくオープンした福岡市科学館。しくみデザインは科学館の常設展示が行われる「基本展示室」に所蔵される展示物を担当しました。福岡市科学館が目指す「子どもたちを始め市民が科学を体験し、楽しむこと」を念頭に制作を進めました。
福岡市科学館の基本展示室は「宇宙」「環境」「生活」「生命」「フューチャー」の5つの展示に分かれており、今回ご紹介する「すいすいマイスター」は生活エリアに設置されている展示物です。
すいすいマイスターでは私たちが何気なく接している信号機の裏にあるテクノロジー「高度交通管制システム」を参加者自ら制御することができます。
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目の前の大画面にあるのはシステムが管制する道路の全体図。参加者はその中に表示されている黄色い四角で囲まれた部分の信号を手元のタッチディスプレイで担当します。
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自分の担当範囲の外に車を流すことでポイントをゲット。制限時間内で得たポイントが最後に表示され、ランキング形式で競うことができます。
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一つの信号だけを見ていると、他の交差点で渋滞が起きてしまいます。また自分のエリア内に流入してくる車の量にも注意せねばなりません。また救急車などの緊急車両が来たら、優先的に通れるように配慮する必要があります。
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すいすいマイスターはゲーム感覚で高度交通管制システムが担う役割の重要性を実感できるコンテンツです。
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