しくみデザインは2018年3月のリニューアルオープンに合わせて拡充された福岡県青少年科学館(福岡県久留米市)の「宇宙コーナー」の展示物を担当しました。
モノの数が多いことを「星の数ほど」と例えるように、宇宙にはたくさんの星が存在します。そしてそれらの星たちはその大きさなどに応じて重力で引かれ合い、いくつかの惑星系と呼ばれる集団を作っています。私たちの住む太陽系もその一つ。「惑星系をつくろう」はその惑星系についての理解を深めることを目的とした展示です。
惑星系についての展示物は世界各地の科学教育施設にありますが、その多くは実際に存在する惑星たちを題材にしたものでした。対してこの「惑星系をつくろう」は参加者がそれぞれ独自の惑星などをデザインし、恒星、惑星、衛星の関係や自転、公転について学ぶことができる体験型のコンテンツです。
参加者は手元のタッチディスプレイを使ってオリジナルの星(惑星、恒星、衛星)を描画し、大画面に向かってその惑星を飛ばします。
展示前面の大画面ディスプレイの中には参加者全員のオリジナルの星が表示され、それらが惑星や、恒星、衛星になり、恒星のまわりを公転。自分たちだけの惑星系が大画面ディスプレイに現れます。
科学館には家族や学校、友だち連れで来ることが多いもの。そんなときにみんなで一緒に体験しながら惑星系について学べる展示になりました。もちろんひとりで黙々と取り組むことも可能。ふと夜空を見上げて天体に興味をもつ子どもたちが増えることを祈っています。
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