中村俊介「それはムダなのか?葛藤を生むムダゲーは哲学的だ。」
株式会社しくみデザイン(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役:中村俊介、以下「しくみデザイン」)は、「しくみでみんなを笑顔にする」という企業理念の下、2005年に誕生した福岡発の未来を創るクリエイティブカンパニーです。「しくみデザイン」は、身体を動かすだけで音楽を演奏できる非接触型新世代楽器アプリ「KAGURA(カグラ)」の開発や、ビジュアルプログラミングアプリ「Springin‘(スプリンギン)」を通じて子ども達にプログラミングで創造する楽しさを体験してもらい、日本のモノづくり産業の未来を担う創造的人材を育成することに力をいれています。
2月24日に、株式会社NASU(本社:大阪府大阪市浪速区)代表の前田高志が運営するオンラインサロン「前田デザイン室」と「作る楽しさ」や「デザインする楽しさ」をより身近にしたいという想いが合致し、コラボレーションすることを発表いたしました。
そしてこの度、コラボレーション企画第一弾として、前田デザイン室が手掛ける粗いドット絵(通称「粗ドット」)素材ダウンロードサイト「DOTOWN(ドッタウン)」を活用したゲーム作りコンテスト「わたしのムダゲー」コンテストを、「結納の日」*として記念日設定されている本日3月3日(木)から5月8日(日)において開催いたします。
本コンテストでは、しくみデザインが手掛けるプログラミング未経験でもゲームがつくれる「スプリンギン」にて、ゲームグラフィックの逆進化と言える「粗ドット」を使用したゲームを募集します。今回のコンテストテーマは「わたしのムダゲー」。「ムダゲー」というテーマには、両社の“つくるたのしさ”の想いを反映しました。しくみデザインと前田デザイン室は、“おもしろい!と思ったものは作っちゃえ!”という考え方と、子どもから大人まで幅広い世代へ“つくるたのしさ”を届けたいという想い、さらに、3月12日(土)、13日(日)に行われる前田デザイン室主催の「24時間マエダテレビ」のテーマが「ムダ」であることから、コンテストテーマを「ムダゲー」に設定いたしました。ゲーム大好きな方や自分オリジナルのゲームを作りたい方、そして子どもから大人まで、是非この機会に「粗ドット」に思いを乗せていただき、「ムダゲー」作品を生み出して欲しいと思います。
*全国結納品組合連合会(全結連)が結納品の素晴らしさをPRするために制定。今回のコラボレーション第一弾企画を、前田デザイン室としくみデザインにおける将来的な結婚(=継続的なコラボレーション連携)の成立を確約する意味合いとして設定いたしました。
スプリンギン×DOTOWNコラボレーション企画「わたしのムダゲー」コンテストへの想い
中村 俊介/しくみデザイン代表取締役
Q:「ムダゲー」の持つ魅力について教えてください。
それはムダなのか、ムダじゃないのか。いや、ムダなんだけど、ムダにしたくない。この時間を返して欲しい、いやいや良い時間の使い方だった。そういう葛藤が生まれる哲学的なところが魅力です。
Q:前田デザイン室の「粗ドット」がスプリンギンで動き、ゲームになる。どのような期待がありますでしょうか。
粗ドットの良いところの1つが、見る人の想像力によってイメージが膨らむ余地(=あそび)があること。それを補強するのが「動き」だと思っています。動きが付くと物語が生まれ、元の粗ドット画像の作者の想像を遥かに超えるゲームが次々と生まれると期待しています。こういう、自分の手を離れて思ってもみないことが起きるのが、僕は大好きなんです。
Q:どのようなムダゲーを作りますか?
どうせムダなら、とことんムダに、でも気持ちよいものにしたいですね。例えるなら、無限プチプチのようなゲーム。終わりはないのに時間のムダなのに、でもなんかやりたくなっちゃうような、そんなゲームを作りたいです。
前田 高志/株式会社NASU 代表取締役
Q:「ムダゲー」の持つ魅力について教えてください。
ゲームは面白いということが前提にあります。なので、ゲームを作るのはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。「ムダゲー」という名打つことで、敷居が低くなるというしくみのデザインになっています。ムダなゲームを作ることで、想像もしえなかったおもしろいゲームの種と出会えるのではないかとワクワクしています。
Q:粗ドットがしくみデザインの「スプリンギン」で動き、ゲームになる。どのような期待がありますでしょうか。
粗ドットはファミコンより少ないピクセルで構成されています。ぼくの中ではオールドゲームではなく、おもちゃのブロックなんです。小さいころブロックで遊んでいたとき、ぼくの頭の中の空想は無限に広がっていました。みんなそうですよね。その空想をスプリンギンによって具現化されていくのが楽しみです。小さいころブロックで遊んでいたときのように、気軽にゲーム制作を楽しんで欲しいです。
Q:どのようなムダゲーを作りますか?
実は、スプリンギンに出会う前に考えていたゲームのアイデアがあります。ぼくのiphoneのメモにはこう書かれています。「オナラのゲーム」。ぼくは普段から歩きオナラをよくするのですが、後ろを歩いている人にかからないようにしています。そんなゲームです。
しくみデザインについて
未来を創るクリエイティブカンパニー「しくみデザイン」は、「しくみでみんなを笑顔にする」という企業理念の下、2005年に福岡にて誕生。
ユーザー参加型コンテンツのパイオニアとして、1,500件以上の実績数を誇り、米国・インテル社主催の世界的コンテストでのグランプリ、ヨーロッパ最大級の音楽フェス「ソナー」で開催されたコンテストでのグランプリ、第13回 日本e-ラーニング大賞 部門賞など、国内外でのアワードを多数獲得。
創造する楽しさを体感できるサービスを提供することで、人が本来持っている創造性を解放し、すべての人がクリエイターである世界を目指しています。
また、2020年度には文部科学省、総務省及び経済産業省による全国の小学校でプログラミング教育の充実化を図る取り組み「みらプロ」に採択され、日本のモノづくり産業の未来を担う創造的人材を育成することにも力をいれています。
クリエイタープラットフォーム「Springin’(スプリンギン)」について
「スプリンギン」は、スマホだけで簡単にゲームなどのデジタル作品をつくって共有することのできる、クリエイタープラットフォームです。
アプリの中に描画ツールや音声エディタ、直感的なビジュアルプログラミングのすべてを備えているので、スマートフォンやタブレットさえあれば、誰でも絵や写真に音や動きをつけてゲーム等自分だけのオリジナル作品をつくりだせるクリエイターになれます。
できあがった作品はアプリ内のマーケットを通じて他ユーザーに配信も可能。マーケットにはこれまでに18万作品以上(※)がアップされ、年齢性別国籍関係なく多様なユーザーが集まるプラットフォームとなっています。また、さまざまな作品募集企画やサポーター企業コラボコンテストなども随時開催しています。
プログラミング教育の現場や家庭、企業コラボなどの利用が進み、累計ダウンロード数95万件を達成(※)。Springin’の入門書『はじめてのスプリンギン〜プログラミングを学んでゲームをつくろう〜』(1980円・税込)も好評発売中。全国の書店をはじめ、Amazon、楽天ブックスなどのオンラインストアでも購入いただけます。
※2022年5月17日時点
Amazon販売ページ:https://amzn.to/3qX1xYi
ダウンロード情報:https://springin.onelink.me/DiUu/newsrelease
【iOS版】 ・対応OS: iOS 13.0以降。iPhone、iPad、および iPod touchに対応。
・価格: 無料
【Android版】 ・対応OS: Android 5.1以降
・価格: 無料
Springin’公式サイト:https://www.springin.org/jp/
オンラインサロン 前田デザイン室について
前田デザイン室は、元・任天堂デザイナー前田高志と共にクリエイティブを楽しむ集団です。仕事では味わえないものづくりを楽しむ場所で、童心でピュアな世界観を大事に数々のプロジェクトが進行中。
発足から現在まで書籍・雑誌・物品・ゲームなどを制作しました。楽しむ・遊ぶを基軸にアイディアを創出し、多方面から「何やってんの?」と言われることを目指しています。
DOTOWN(ドッタウン)も前田デザイン室メンバーの大人たちが、童心を忘れず、楽しく面白くキュンキュンしながら作り上げました。https://community.camp-fire.jp/projects/view/66627
Instagram前田デザイン室公式:https://www.instagram.com/maedadesignroom/
Twitter前田デザイン室公式:https://twitter.com/MaedaDesignRoom
前田高志(前田デザイン室代表、株式会社NASU 代表取締役):https://twitter.com/DESIGN_NASU
<DOTOWN(ドッタウン)について>
粗ドット素材をPNG形式でダウンロードできるWebサイトです。全素材、無料かつ商用利用も可能です。食べ物・乗り物・人物・動物・建物・植物・季節イベント系の素材から、様々な方がお楽しみいただけるちょっとだけ遊びゴコロのある素材まで、サイトオープン時点で約700点を公開しています。
粗ドット素材ダウンロードサイト「DOTOWN(ドッタウン)」URL:https://dotown.maeda-design-room.net/
粗(あら)ドットとは?ゲームグラフィックの逆進化
可能な限り低い解像度で、究極に抽象的な表現をしたドット絵を指します。通常のドット絵は、縁取りや影のドットを用いて素材の形をわかりやすく構成しています。一方で粗ドットは、ドットの数が少ないため、縁取り・影はありません。1つ1つのドットの色と配置のみで何であるかが一目でわかるように作っています。これはゲームグラフィックにおける「逆進化(=究極の抽象化)」と言えます。
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