2013年2月、ひょんなきっかけで、TRF20周年のライブツアーでコラボしましょう、ということになりました。
ライブ初日の2週間前のことでした。
そういえば前回のSMAPのライブの時は1ヶ月前に始まったんだったな、と思いながら、なんとかなるような気がして、話を進めます。ところが、SAMさんやKOOさんにデモを見せて盛り上がり、じゃあライブのどこで使おうか?と悩み相談しているうちに、ライブ1週間前に。
そろそろヤバイんじゃないかな・・・なんて思ったころ、そこはお互いクリエーター魂に火がついたということでしょうか、どどどっと決まって制作に入りました。
特にKOOさんとはある種の仲間意識が芽生えたような気がしました。
今回、我々しくみデザインからは、
中村俊介(監修)
中村誠(ディレクション/デザイン/オペレーション)
福井崇(エンジニアリング)
山口生(メカニック)
というメンバー構成で参加しました。
参加したパートは主に3つです。
1)客入れ時の盛り上げ
開場から開演まで1時間ほどあるので、その間ただ待たせるだけじゃなくお客さんを盛り上げたい、ということでいろんなしかけを仕込みました。
ライブが始まる前なので、かなり好き勝手やらさせてもらいました!
観客がみんなKOOさんになったり、雷が落ちたり、バブルをはじけさせたり・・・。
全6箇所でのライブツアーでしたが、少しずつアレンジしたり追加したりで全会場参加したファンのかたも楽しんでいただけたはないかと思います。
2)SHOW TIME(新曲)の演出
久々のTK新曲ということもあって、この曲をセットリストの真ん中において観客みんなで参加して(踊って)欲しい、というメンバーからの思いを実現するために、毎回のカメラワークに臨機応変(!)に吹出を表示して欲しいというSAMさんからのご希望にお応えしました。
音楽に合わせて映像用意しとけばいいんじゃない?と思われる方もいるかもしれませんが、カメラワークが毎回微妙に違うんですよ。誠が毎回必死で追いかけて映像を操作していました。
3)DJ KOO ソロパートでのVJ演出
今回のコラボのメインパートが、これでした。
KOOさんと音データのやり取りもしながら演出を詰めていきます。KOOさんがDJプレイに集中でき、かつ、お客さんが一層盛り上がるように映像を生成するのが我々の役割です。
生DJプレイは、その場の雰囲気やノリが命です。
我々(というかオペレーションの誠)はKOOさんのタイミングにシンクロさせて映像を操作・生成していきました。
お客さんが盛り上がる様子を肌で感じながらのリアルタイム演出は、ものすごく気持ちのよいものでした。
ライブの合間に快くインタビューを受けていただいたKOOさんからは、観客の盛り上がり方が違う、これは世界に通じる演出だ、と言っていただきました。
ライブツアーの演出の参加は、大変だけど、一緒につくっている感やその場の盛り上がりをリアルタイムで体感することができるので、とても楽しいです!(…ほんと大変だけど(笑))
関係者の皆様、ありがとうございました!
またこのような機会を楽しみにしています!
おすすめ記事
まだデータがありません。